Sustainability

NGKグループは事業活動を通じて、
社会の要請である

「カーボンニュートラル」「循環型社会」
「自然との共生」

の実現に寄与します。

製品による環境社会貢献

NGKグループは、事業活動そのものを通じて環境や社会を良くしていきたいと考えています。「環境貢献製品」のさらなる普及で、環境負荷の低減を目指します。

ハニセラムハニセラムは、自動車の排ガスに含まれる有害成分を浄化する触媒担体用セラミックスです。有害物質を化学反応で無害化する触媒を保持し、ハニカム(ハチの巣)構造により、排ガスとの接触面積を大きくとることでその浄化性能を高めています。
日本ガイシが生産したハニセラムが1年間で削減できる窒素酸化物(NOx)の量は、年間400万トン。これは、日本の年間NOx排出量の約2倍に相当します。
ディーゼル・パティキュレート・フィルター(DPF)DPFはディーゼル車の排気系に搭載されている多孔質セラミックフィルターです。微細孔により粒子状物質(PM)を確実に捕集することで、ディーゼル車の排ガスを浄化し、大気汚染の防止に大きく貢献しています。
ガソリン・パティキュレート・フィルター(GPF)GPFはガソリンエンジンから排出されるPMを除去するセラミックフィルターです。ディーゼル車用のPM除去フィルター(DPF)の技術をベースに開発を進め、独自の造孔技術と細孔制御技術などにより、高いPM捕集効率と低い圧力損失(低燃費、高出力)を両立させるGPFの開発に成功しました。
車載用高精度NOxセンサー排ガス中の窒素酸化物(NOx)濃度を高精度で、リアルタイムに測定できる世界初の車載用センサーです。排ガス中のNOx濃度をppm(100万分の1)レベルで測定し、わずかなNOxも見逃しません。
ディーゼル車の排ガス浄化装置を精密に制御してNOxの排出量を減らし、クリーンディーゼル車の普及に貢献しています。
NAS電池化石燃料を使わず、二酸化炭素(CO2)を排出しない再生可能エネルギーの普及が進んでいます。NAS電池は、自然現象に左右される風力発電や太陽光発電の出力変動を充放電で吸収し安定化することができます。
低レベル放射性廃棄物処理装置NGKグループは、独自の処理技術や高性能フィルターを使った排ガス除塵技術を用いて、原子力設備で発生する低レベル放射性廃棄物を安全に処理する各種設備を全国の原子力発電所や関連研究施設などに納入しています。
私たちは、設計から製造、工事までの幅広いエンジニアリング、長期にわたるメンテナンス対応によって、高度かつ安定的な放射能除去を達成し、原子力設備の安全運転に貢献しています。
波長制御乾燥システム波長制御乾燥システムは、NGKグループが独自に開発したヒーターユニットを使用し、溶剤の乾燥を促進させることができる乾燥システムです。
このシステムは、蒸発に有効な特定の赤外線を選択照射するため、熱で乾燥させる従来の方式と比べて乾燥時間を約1/2~1/3に短縮し、消費電力も30~50%削減できます。
窒化ガリウム(GaN)ウエハー「FGAN」FGANは、NGKグループ独自の製造法によりウエハー全面にわたる低欠陥密度を実現したGaNウエハーです。2017年8月発効の「水銀に関する水俣条約」の規制を背景に今後、超高圧水銀ランプの代替としてGaNウエハーを用いた高出力・高効率な半導体レーザーの需要が高まる見通しです。プロジェクターやスタジアム照明、自動車のヘッドライトなどの光源への用途が期待されています。
紫外LED用マイクロレンズ紫外LED用マイクロレンズは、NGKグループが開発した石英ガラス製レンズで、水銀ランプに代わる紫外LEDに使われます。水や空気の殺菌などの用途で普及している紫外線光源には現在、水銀ランプが用いられていますが、水俣条約の規制を背景に今後、使用が禁止となる可能性があるため、水銀を用いない紫外LEDへの関心が高まっています。

より良い社会環境に資する企業市民を目指して

NGKグループは企業理念の実現を目指して、各国・地域の社会課題に関心を持ち、多々様なステークホルダーの皆さまとコミュニケーションを図り信頼関係の構築・維持に努めています。

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(日本ガイシ コーポレートサイト)
国連グローバルコンパクトに参加
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